ヤングケアラー

どうもー!まん丸隊長です!

前回のブログで、最近は病気の症状である眠気が酷いという話をしました。

最近は具合が悪く12時間以上寝るのが当たり前になってきました。

具合が悪いのが、薬を減らし始めてるからなのか梅雨だからなのか正直判断は難しいです汗

自分はうつ病を治療を始めて6年目になります。通常は未治療で6〜12ヶ月、適切な治療を受けた場合は3〜6ヶ月で回復するそうです……。

ん??笑汗

おかしいですよね笑笑

おかしいんですけど、おかしくないのも分かります。自分は現役で歯学部に入学できたものの1年目で留年しました。そして、翌年の健康診断でカウンセリングを受けるように指示され大学のカウンセラーと話しそこで病気の疑惑が浮上しました。そして、精神科を受診しうつ病と診断されました。その後、休学を含めて6年在籍し、今年とうとう退学を決意しました。病気と分かってから5年在籍していたということです。それは治りませんよね。治療はいかにストレッサーを排除して行くかで変わると思います。正直それは分かっていたものの学則が変わったりなどの関係で辞めるに辞められずズルズルズルズルと…。なので、休学のように中途半端に休まず、期間を決めずしっかりと休むことを決意しました。

現役で入学できてたもののと言いましたが、入学前にすでにうつ病だったようです。自分は高校2年の終わり頃からかなり限界で高3の始業式の3日前に母が他界したのがきっかけで完全に壊れていたようです。毎晩家族にバレないように風呂場で泣く生活を大学でカウンセリング受けるまでの間、つまり2年以上続けていました。

自分がうつ病なのに気がつかなかったのです。家族の重い病気を見て行くうちに病気の感覚が麻痺していたのです。

自分は小3,4くらいから約10年ほど家族の病気が立て続きにあり、その世話を行うヤングケアラーというものでした。

実は、ヤングケアラーという言葉は最近たまたま特集のニュースを見て知りました。

Wikipediaを読んでみると、ヤングケアラーとは、通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下の兄弟などの介護や世話をしている18歳未満の子どもを指すそうです。家族の病気や障害のために、長期のサポートや介護、見守りを必要とし、それを支える人手が十分にない時には、子どもであってもその役割を引き受けて、家族の世話をする状況が生じ、その為、学業に遅れが出たり、進学や就職を諦めたりするケースもあるそうです。

特集を見ているとヤングケアラー達は自分の状況は特別変わった環境でないと思っており、また教育現場の人間曰く把握するのに1年以上はかかるなどの意見もありました。実際自分が学校にヤングケアラーだと知られたのは高校2年の3学期、父親が母親の余命宣告後、家庭でも平気そうにしている自分が学校ではどういう状況なのか心配して学校に電話したのがきっかけでした。中高一貫校なので学校側が把握したのが入学後5年目、しかも家族から心配されて面談するという形で発覚しました。

特集で出てきた子供達の話しや、自分の経験からするとやはりヤングケアラーは、ませてるというか上手くバレないようにこなしてしまうところがあるのがネックだと思いました。その為、家族ですらヤングケアラーが心理的に追いやられている状況の把握は難しいと思います。

また特集では、自分の存在がヤングケアラーという言葉で表せるという事実を最近知ったという方も多くいるようです。

理由としてはヤングケアラーという言葉は英国発祥の言葉でイギリスは1980年代から法整備を進めていたのに対し日本が支援を始めたのはほんのここ数年の話しで、2021年6月18日に閣議決定した経済財政運営の指針である骨太の方針に、やっとヤングケアラーへの支援が”初めて”明記されたということです。この記事を書く数日前の話しです。また社会認知度向上の為に2022〜24年度を集中取り組み期間として、中高生の認知度5割を目指していくそうです。

自分がヤングケアラーとして過ごしてきた期間はヤングケアラーという概念が日本にほぼ存在していなかったのだと分かりました。自分は高校で1度面談があっただけだったのでこれからは教育現場でもっとサポートできるようになって欲しいと思います。

やはり、ヤングケアラー達が自身の環境を当たり前と思わないようにヤングケアラーという概念を早い段階で教育で教えるのが重要だと思います。何故ならヤングケアラーという概念の存在を知り自分をカテゴライズできるだけでもかなり精神的救いになると思うからです。

自分が当時、自身がヤングケアラーという存在だと分かっていたらもう少し楽だったかなと思います。自分を表現する言葉があることは結構大きいと思います。

ただ、やはりヤングケアラーは自分の家庭について話すのを様々な理由で躊躇うと思います。良い子ゆえに嘘をつくと思います。教育現場で実態把握はかなり難しいと思うので実際ヤングケアラーが認知され状況改善まではかなりの年月が必要だと思います。個人的には中高生の認知度5割ではなく国民全体の認知度5割を目指し、社会全体が気づいたりサポートできる環境を目指すことが大切だと思いました。

自分がそうだったように、いつもにこにこしていて真面目に過ごしている子ほど何か問題を抱えているかもしれません。

長くなってしまったので今回はここら辺で終わります。自分がヤングケアラーとして過ごした期間の話しなどはまた別の記事としてそのうち書こうと思います。

それではまた!

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